三谷です
今日は
得点から考えるサーブの出し方(1ゲーム目)
についてお話しします
◆おさらいです
前回の復習です
ジュースを考慮しない場合
1ゲームで出せるサーブは最大何本でしょうか?
そうですね
最大10本です
1試合、30本前後のサーブを真剣に出せない人は
他の技術でもいいボールは打てない
という意識についてお話ししました
では、今回
実際にどんなサーブを出して
1試合、30本くらいのサーブを埋めるか
を考えていきます
あくまで一例ですので
最終的にはみなさんで考えてみましょう
◆卓球もある種の情報戦
卓球に限らず
最近のスポーツは、情報戦です
例を出します
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みなさんは、玉ねぎを購入しようとおもいます
1個100円の玉ねぎと1個120円の玉ねぎ
どちらを買いますか?(原産国や大きさなど、条件は全く同じです)
おそらく、多くの方が
100円の玉ねぎを購入することでしょう
・味が違う
・色づきが違う
・腐ってない
みたいな、条件がなく同じですので
多くの方は値段という価値で判断するからですね
では、ちょっと条件を変えて
今度は、1個100円で玉ねぎが売っていると知らなかった場合
どうなるでしょうか?
なくてもガマンできるならともかく
今すぐ玉ねぎがほしい場合
120円の玉ねぎを購入することになります
しかし、情報というのはその辺に転がっています
チラシや口コミなど
少し調べたら、1個100円で売っているとすぐに分かることだった場合
少しソンをしてしまいますよね
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これを卓球に置き換えるとどうなるか?
第1ゲーム終了時点
下回転、ナックルを出すことがわかっている相手
下回転、ナックル、横下回転、横上回転、逆横回転を出すことがわかっている相手
どちらに恐怖を感じますか?
こちらが、逆横回転や横上回転が苦手だった場合
そのサーブを出せる相手はイヤでしょう
ですが今回は、どちらに恐怖を感じるか
イヤだという感情以上の悪い感情です
一見、色んなサーブを持ってる方が怖いと感じるかもしれませんが
実は、2種類しか出してない方が、
相手にしたとき恐怖を感じます
なぜか!?
これが、最終ゲームだったら、サーブの種類が多い方が嫌です
選択肢が多いため、ヤマを張るのがむずかしいから
勝負をかけるのがむずかしくなります
ですが今回は、第1ゲームの時点です
たくさんの種類のサーブを出すとわかった場合
この後新たなサーブが出てくることは少ないですし
2ゲーム目以降に、対策も立てる時間も残されています
1ゲーム目から色んな種類のサーブを出してきた場合
ラッキーと思いましょう!
しかし、2種類しか出してこなかった場合
対策を立てたとしても
他にも何かあるかもしれない
という警戒心をもち続けながら、第2ゲームに臨む必要が出てくるのです
これが、卓球でいうところの情報戦です
・どんなサーブを持っているのか、多いのか
・どんなレシーブが多いのか、どこを狙うことが多いか
・3球目打つのか、つないでカウンター狙うタイプなのか
・速攻でカタをつけるか、ラリー戦に持ち込むのか
・フォアバックどちらが得意か、または得点できるか
・コースはクロスかストレートどちらが多いか
などの情報を集めていきます(これは、また改めてお話しします)
ようは、いかに、こちらの情報を出さず、相手の情報を引き出すか
卓球では、この要素がかなり重要です
ほとんどの方は、
今まで1度も打ったことない相手と試合しますから
なおさらですよね
◆多くて1ゲーム3種類までにしよう
それらを踏まえて
どのように1試合で打つ30本前後のサーブを埋めていくのか
教授の見解ですが
多くの方は、全部で5~10種類くらい
サーブをもっているとみています
例えば、5種類のサーブを持っている方が
1ゲーム目でいきなり全部使うのは
よろしくありません
理由は2つ
・1回で効果的と判断するのがむずかしい
・たくさんの情報を相手に与えてしまう
からです
まずは、連続でなくてもいいので
2~3回は同じサーブを出してみましょう
効かなければ、別のサーブやコース、モーションを変えて出せばいいですし
効けば連続して出し続ければいいのです
では、何をもって効いているか、効果があるかないか判断すればいいのか
長くなりましたので、改めてお話しします
おまけ
急に冷えてきました
寒くなったら鍋ですよね!
みなさんは何鍋が好きでしょうか?
私はちゃんこです(すもうはやったことないです(笑))