本質を見抜くとブレイクスルーがカンタンです
事象ばかり追っても勝てないんですね
三谷です
今日は
事象と本質について
お話しします
◆事象と本質は違う
初めにお伝えします
事象と本質は全くの別物です
今回は上のツイートを例に
ご紹介します
この件、実はうちの教室にいらっしゃった
実際のお客様の例です
その方は試合で表ソフトの方に当たって
負けました
そのために挙げた課題が
表ソフト対策でした
気持ちは大変よくわかります
表ソフトの方が相手で
しかもそこまで速いボールを打つ選手ではない
ゆるくつなぐことをメーンとしてたのだそう
そのボールをバックで合わせるのですが
ミスが増え失点を重ねていったそうです
確かにこれだけを見ると
表ソフト特有のボールに慣れるために
表ソフトを対策した方が
いい気がします
◆事象を追いたくなりがちだが追うと解決しない
ですが、実際は表ソフトのみに対し
ミスが多いわけではありませんでした
試しに裏ソフトで極力同じ回転になるよう
球出しをしてみました
表ソフト対策でということなら
難なく返せるはずです
しかし裏ソフトで送ったボールでも
ミスが多かった
つなぎのボールに対しては
どんなラバーで打っても
ミスを重ねていたんですね
ということは表だろうと裏だろうと
ミスするのですから
表ソフトの対策ではなく
バックハンドの練習や
つなぎのボールをカウンターで決める練習をするのが
その方にとって大事な練習であり
ブレイクスルーです
表ソフトに慣れるという
その場の感情を解消するために
事象だけ追いかけても
解決することはむずかしかったといえるでしょう
◆本質を見抜くには?
事象に目もくれず
本質を的確に見抜いて
練習濃度が格段に向上します
見抜くコツは
なんだと思いますか?
…
…
…
このフレーズを使い続けること
なぜ?
を徹底的に突き詰めていくことです
今回の場合だと
表ソフト選手に負けたのはなぜなのか?
からスタートします
つなぎのボールに対しミスを重ねたから
ということになります
ではなぜミスを重ねてしまったのか
ゆるいボールとゆるい回転を打ち切れなかったから
ではなぜそういったボールを打ち切れなかったのか
そういうボールが表ソフトじゃなくても飛んで来たら
返せるのか?
このようにして
今回の事例の本質を見抜いていくわけですね
ゆるいつなぎのボールに対し
打ちこまなかったから
その練習をすることで
課題解決できるのではないか
ここまで来たらあとは
具体的な練習プランに落とし込むだけです
なぜ打てないのかを自分なりに分析し
仮説検証を繰り返し
解決していきます
- 身体の使い方が悪いのか
- 押し出すようなスイングをしているのか
- ラケットハンドに力がやたらと入っているのか
- 打球点が早すぎるor遅すぎる
などなど
地道ですが1つ1つチェックし
つぶしていきます
こうすることでやっと課題解決の目が見えてくるんですね
事象だけ追って練習するのはカンタンですが
物事の本質を解決できないことが多い
本質を見抜いて練習に落とし込むことが
少ない時間でも解決できる可能性が
大幅にあがるのです
これをやるのはけっこう大変なんですけどね汗