当店のレッスンは
・お客様が当日のレッスンの目標を言う
・ヒアリングシートに書いた目標を達成するために強く、うまくなるためにやりたいこと、必要なことを自分で決める
というように自分で主体的に物事に取り組むために
三谷から今日は○○をやりますと提示することはありません
ですが
・何をどう決めたらいいのかわからない
・何から始めたらいいのかわからない
・指示してくれないと困る
という方も少なくありません
こちらでは、あなたが目標達成するために
・やるべきことや必要なこと
・その日のレッスンで決めること
の参考材料として使っていただければと思い
実際に通われていたお客様をもとに
・三谷のファーストインプレッション
・お客様がやりたい卓球を決めた上でのコーチ方針
・その後どうなったか
・達成要因
の内容に沿ってお話ししていきます。
今回はこちらのお客様を
どんなレッスンをしていたかお話しします。
プロフィール
70代男性
戦型:右シェーク裏裏ドライブ攻撃
月4回のレッスン(1回1時間)
レッスン前の環境
60代にして卓球を始めた後発プレーヤー。
普段は地元のクラブで練習することが多く、指導をすることもある。
三谷のファーストインプレッション
卓球初めてまだ数年
まだまだ初心者と言ってはいたものの
ラリーは十分にできる
フォアハンドは打てるが
バックハンドは苦手
全面練習をするとレシーブでミスが重なる
サーブは色々あるが回転不足に悩んでいる模様
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コーチ方針
基礎固め(STEP1)
フォアとバック(特にバック)の基礎から
・対上回転フォアハンド
・対下回転フォアハンド
・対上回転バックハンド
・対下回転バックハンド
・ツッツキ
をマスターする点を取る(STEP2)
・どんな卓球がしたいか決める
フォアもバックもどちらも打てるようになったところでどんな卓球がしたいか聞く
ノートにいろいろ書いていただいてましたのでそれを参考にしながら話を深める
フォアが得意なのでフォアに来たら得点できるようにする
特に対下回転のフォアで打って得点を重ねる
バックはミスを減らすことを第1優先に
回転かけたりコースをついてうまくつなぎ
フォアに結びつけるこの方は毎月行われる定期リーグに所属しており、部数によってラリー傾向が全然違う
数が多いほどツッツキ合戦ばかりになり
数が少ないほどバック対バックのようなうまい選手がやるラリー展開になる・サーブからの展開
3球目でフォアハンドを多くするためにフォアサーブで横下回転を出す
バックへのハーフロングサーブを主としナックルも混ぜる
時折フォア前にもサーブを出すことで
回り込んで打つことや
バック強打を封じ
ツッツキでバックへ返させて3球目を狙う
強打がむずかしい場合、ループドライブでブロックを誘い5球目を攻撃する・レシーブからの展開
速いラリーは比較的得意なこと
ツッツキ合戦があまり得意ではないこと
そのためにいけそうなボールはフリックで得点、速いラリー展開にし
ツッツキの変化を使い分けてツッツキを長引かせない試合運びをする
↓
具体的プラン
・ツッツキとストップ
ツッツキの全面練習でノータッチで点を取られないこと
タオルを落とさないことを重点的に気を付けてもらった
最初の方は何十回と落としていたタオルは
レッスンを重ねるにつれてゼロになった
副次的な効果でレシーブでのミスもめちゃくちゃ減り
動かされても次も返せるようになった・フォアハンド
リーザルウエポンのためしっかり強化
強打はもちろん、強打がむずかしい場合の
ループドライブも身につける
低い弧線を描いて入り、とるのがむずかしい武器となった・バックハンドはサブの位置づけ
70代と高齢なこともあり
フットワークを利かせた卓球はむずかしい
そのため、バックハンドも打てるよう準備
バックで下回転のボールは最低限打てるようにすること
バック対バックのラリーに付き合えるくらいのレベルを身につけること
ただし、無理して付き合わないようコースを散らしフォアに結びつけるようにした最大パフォーマンスを出す(STEP3)
簡易テストをしていただいたが、メンタル強度は高め
本人曰くそこまで緊張しないそうだ
こちらが目標達成シート
毎練習ノートに書いて振り返りをすることを決めた
体力に限りがある分
予測と判断力を高め
あまり動かずしてイヤな印象を与える卓球をすることを目指した振り返りをする場合、悪いところばかりを出すのではなく
必ずいいところを出すこと
悪いところばかり目についた場合は
それがよくなるためにはどうしたらいいか
改善策を考えるようお伝えするその後どうなったか
5か月後
目標としていたリーグ戦の部数に昇格
自信をもってプレーをされている-
達成要因
・四六時中卓球について考えていたこと
・欠点を知恵でカバーしたこと
・積極的な姿勢だったこと
・四六時中卓球について考えていたこと
レッスン中はもちろんのこと
普段の練習中もそれ以外も
ヒマさえあれば卓球のことを考えていたそうです
その必需品となっていたのがノート
気になることや必要だと思ったことは
ノートに記していました・欠点を知恵でカバーしたこと
高齢のため体力も若い人には負ける
フットワークもそこまでは使えない
という欠点を自覚していました
その上で知恵を使い、身につけると衰えにくい判断や予測といった
老獪なやり方で相手を術中にハメていく
これが見事にぶっ刺さりました・積極的に研究成果の発表されていたこと
月4回(週1回)という高頻度でレッスンに通っていただいてました
にもかかわらず、考えてきたことやアイデアなどを
レッスン初めに毎回お話しされていました
それもあって、始まりや終わりが延びることもよくありました^^;
私のフォアハンドが独特であることも
この方が言ってくださったおかげで
体系化することができました(全員にそのやり方で打つようにはしません)自分で自分のことをどれだけ知っているか
卓球は
・フォアハンドが強ければ
・ブチ切れのサーブが出せれば
・フットワークが素早ければ
・判断が早ければ
・ここ一番強ければ
勝てるといった単純なスポーツではありません勝つためにはこれらを総合的に組み合わせかつ
相手に応じて出しわける工夫と創造が要求されます自分の強みを知ること
自分の弱みを知ること
この上でどう弱みを強みに変化させられるか
弱みを弱みに見せず強みだけを映し出せるか
そういった勝負の駆け引き(勝負論、勝負の世界と私は表現します)が重要です自分の強みと弱みは明確でしょうか?
その上で強みを出し続ける工夫
弱みを何とかする工夫はありますか?もしないのでしたら、三谷にご相談ください
あなただけの強みを探し出し試合で勝つという成果に昇華させて見せます! -